こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」 の神崎則子です。

今月のテーマは 「専門店の味！握らないふんわりおにぎり」



具のバリエーションが豊富で気軽に食べられることから、今では海外でも大人気のおにぎり。

専門店では行列ができるほどの空前のおにぎりブームとなっています。

そこで今回は、行列店に負けない絶品おにぎりの作り方をご紹介します。



目指すのはふんわり・ほろほろ食感。

決してギュっと握らず、お米の粒をつぶさないように優しくまとめるのがポイントです。

意外ですが、おにぎりなのに握らないのが美味しさの秘訣なんです。



いろんな具が楽しめるよう、1つ90gほどの小さめに作るのがおすすめです。

もう一つのポイントは、熱いごはんを使うこと。
粒がほろっと離れやすく、空気が入りふんわりと仕上がります。



炊きたてが理想ですが、冷凍ごはんを温めたものでも大丈夫です。

今回の具は、定番の鮭・ツナマヨ・梅干し。



小さめサイズでも具はたっぷり入れたいので、塩分控えめの具材が安心です。

おにぎりに最適な鮭フレークのレシピは 「 フレンチ×普段ごはんvol.53 手作り鮭フレークとふっくら新米ごはん 」 をご覧ください。


【握らないふんわりおにぎり】
(材 料) 　3個分
熱いごはん　270g
焼き海苔　1枚（3等分に切る）
天然塩　少々
鮭フレーク・ツナマヨネーズ・梅干し　各適量



(作り方)
1. ラップを広げ、塩を均一にふる



2. ごはん60gをふんわりのせる。



3. ごはんの真ん中に具をのせる。



4. ごはん30gを具を覆うようにのせる。



5. ラップで包み、両手で優しく全体を押さえながら三角形にまとめる。



6. ごはんがつぶれず、粒が所々立っている状態がベスト。



7. ラップを外し、上面に塩を均一にふる。



8. 7を海苔の中央にのせる。



9. 片側の海苔を三角の辺に合わせて内側に折る。



10. もう片方の海苔も同様に折る。



11. おにぎりを立て、はみ出た海苔を底に折り込む。



12. 上部に具をトッピングして出来上がり。
頬張るとごはんがホロリとほどけ、ひと粒ひと粒の食感がちゃんと感じられます。



ラップを使うので衛生的で、どなたでも簡単にふんわりおにぎりが作れます。
このラップは何回も使えます。

最後に、おにぎりに向くお米の品種は、甘味が強くしっかりした味わいの「コシヒカリ」、「つや姫」。

冷めてももっちり美味しい「おぼろづき」、「ミルキークイーン」もおすすめです。



世界的に注目されている日本の伝統食おにぎり、握らない新レシピを是非お試しください。