こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」 の神崎則子です。

今月のテーマは 「夏バテ解消！ごはんがすすむ甘辛ごまレシピ」



まだしばらく続きそうな猛暑を乗り切るための、栄養満点のごまレシピをご紹介します。

ごまの小さな粒には、必須脂肪酸・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれ、植物性食品の中ではトップクラスの栄養価を誇ります。



1日あたりの目安量は大さじ1〜2杯ほど。

栄養価は白と黒でほぼ同じですが、白ごまは脂質がわずかに多く甘みがあり、黒ごまはアントシアニンを含み、風味がやや強め。 お好みで使い分けてください。



なお、ごまの皮は固いため、皮を細かく潰したすりごまや練りごまの方が体への吸収率は良くなります。

暑さと冷房との温度差で体に負担がかかるこの時期こそ、毎日の食事に少しずつ取り入れて夏バテを防ぎましょう。



ここでは、ごまをたっぷり使った簡単・お手軽料理をいくつかご紹介します。

ごはんがすすむ甘辛ごまレシピをぜひお試しください。


【サバ缶の黒ごまソース】
火を使わず、栄養たっぷりの缶汁も余すことなく利用できる超簡単レシピ。



(材 料) 2人分
サバ水煮缶　1缶
［黒ごまソース］
★黒ねりごま　大さじ1
★黒すりごま　大さじ2〜3
★味噌　小さじ1
★ハチミツ　小さじ1
★おろし生姜　小さじ1
紫玉ねぎみじん切り　大さじ1



(作り方)
1.　サバ缶は身と缶汁を分ける。

2.　黒ごまソースを作る。ボウルに★を加え、全体が馴染むまでよく混ぜる。



3.　2にサバ缶汁を大さじ2〜3杯加え、ペースト状にする。



4.　ヘラで持ち上げてゆっくり流れ落ちるくらいがベスト。缶汁とすりごまの量を加減して調整する。



5. サバ缶の身を器に盛り、4をたっぷりかけ、紫玉ねぎ・適量の黒すりごま(分量外)をふる。

※紫玉ねぎの代わりに新玉ねぎや小ねぎを用いてもよい。


【豆腐のごま味噌焼き】
濃厚なごま味噌とふんわり食感の豆腐との相性抜群。



（材　料） 2人分
木綿豆腐　1/2丁
ごま油　大さじ1/2
［ごま味噌］
★白すりごま　大さじ2
★味噌　大さじ1
★てんさい糖　大さじ1
★みりん　小さじ1
★水　小さじ1
白いりごま　適量



（作り方）
1.　豆腐は2cm幅に切り、ペーパータオルで余分な水分をふきとる。



2.　フライパンにごま油を熱し、1を中火で両面がきつね色になるまで焼き、器に盛り付ける。



3.　ごま味噌を作る。ボウルに★を加えて混ぜる。



4.　3を電子レンジ（600w）に10〜20秒かけて温め、砂糖が溶けるまで混ぜる。
水の分量を加減し、味噌と同じくらいの固さのペースト状に仕上げる。



５.　2に4をのせ、白いりごまをふる。

※ごま味噌は、焼きおにぎり・油でじっくり焼いた茄子・茹でた里芋にもよく合う。


【手羽先の甘辛ごま焼き】
ごまのプチプチ食感と香ばしさがたまりません！
手羽先に米粉を振って焼くことで甘辛ダレとごまがよくからみます。



(材 料) 2人分
手羽先　4本
米粉　大さじ1
★酒　大さじ1
★醤油　大さじ1/2
★みりん　大さじ1/2
ごま油　大さじ2
白いりごま　大さじ2
塩、こしょう　少々



(作り方)
1.　手羽先に軽く塩、こしょうし、全体に米粉を薄く振る。



2.　フライパンにごま油を熱し、1を皮目を下にして入れ、弱めの中火で片面につき8〜10分焼く。



3.　両面に香ばしい焼き色がついたら、余分な油をペーパータオルでよくふきとる。



4.　合わせておいた★を加え、フライパンをゆすりながら煮詰める。



5.　火を止め、白いりごまを加えて全体にまぶす。



食欲そそるごま風味のおかずとごはんをしっかり食べて、猛暑の疲れを吹き飛ばしましょう！