こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」 の神崎則子です。

今月のテーマは 「簡単スピーディ！春野菜のリゾット」。



いよいよ春本番！新生活シーズンですね。

そこで今回は、何かと忙しいこの時期に役立つ、春食材の簡単リゾットをご紹介します。



お米を決してベタつかせず、絶妙なアルデンテに仕上がるポイントが満載です。
ぜひお試しください。


【たけのこと桜海老のリゾット】



（材　料） 3〜4人分
米　1合
たけのこ(水煮)　150g
玉ねぎ　1/2個
にんにく　1片
桜海老(乾燥) 　大さじ4
熱湯　約800cc
コンソメ顆粒　小さじ1
パルメザンチーズ　大さじ3
EX.V.オリーブオイル　適量
塩、こしょう　適量




(作り方)
1. 米は傷つけないようにやさしく研ぎ、ザルに広げて乾かす。
【ポイント1】 米にひびが入ると煮崩れの原因に。



2. たけのこの穂先は縦に薄切り(飾り用)、残りは1cm角に切る(具材用)。玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。

3. フライパンにEX.V.オリーブオイルを熱し、強火で飾り用のたけのこを焼く。両面に香ばしい焼き色がついたら取り出す。



4. 同じフライパンにEX.V.オリーブオイルを足し、にんにくと桜海老を炒める。



5. 玉ねぎ、米を加えて約1分炒める。
【ポイント2】 米の表面を焼き固めることで煮崩れが防げる。



6. かぶる量の熱湯とコンソメ顆粒を加える。
【ポイント3】 リゾットには必ず熱々のスープを！冷たいと米がふやけてベタつく原因に。



7. 具材用のたけのこを加え、ヘラで時々混ぜながら中火で12分煮る。
【ポイント4】 加熱中の混ぜすぎはNG！煮崩れて粘りが出る原因に。



8. 汁気が少なくなったら、適量の熱湯を足しながら煮る。12分経ったら火を止め、パルメザンチーズを加える。



9. 器に盛り、たけのこ(飾り用)、パルメザンチーズ(分量外)を振って完成。



シャキシャキ食感のたけのこと香りよい桜海老は最高の組み合わせ。
春ならではのご馳走リゾットです。


もう一品、春限定のおすすめリゾットをご紹介します。

【ほたるイカと菜の花のリゾット】



（材　料） 3〜4人分
米　1合
ほたるイカ　100g
菜の花　1束
トマト　1個
玉ねぎ　1/2個
にんにく　1片
熱湯　約800cc
コンソメ顆粒　小さじ1
パルメザンチーズ　大さじ3
EX.V.オリーブオイル　適量
塩、こしょう　適量




(作り方)
1. 米は傷つけないようにやさしく研ぎ、ザルに広げて乾かす。

2. ほたるイカは目と軟骨をとる。菜の花は塩を加えた湯で約1分茹で、水気を絞って3cm幅に切る。トマトは1cm角切り、玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。

3. フライパンにEX.V.オリーブオイルとにんにくを入れて熱し、強火でほたるイカをさっと炒め、いったん取り出す。



4. 同じフライパンにEX.V.オリーブオイルを足し、玉ねぎ、米を加えて約1分炒め、かぶる量の熱湯とコンソメ顆粒を加え、ヘラで時々混ぜながら中火で10分煮る。
汁気が少なくなったら適宜の熱湯を足すこと。



5. ホタルイカ、菜の花、トマトを加え混ぜ、もう1〜2分煮、パルメザンチーズを加える。



6. 器に盛り、パルメザンチーズ(分量外)を振って完成。

旨みたっぷりのほたるイカとほろ苦い菜の花との相性抜群です。





リゾットに最適なお米の品種は、粘りが少なくほっこりした味わいの「ササニシキ」、「亀の尾」、「さわのはな」。



しっかりとした粒感の「ひとめぼれ」も向いています。



15分足らずの加熱で出来上がるリゾットは、ご飯を炊き忘れた時にもおすすめ。
お米と水の分量はアバウトでOKなのも嬉しいところです。

春の食材満載のお手軽リゾット、ぜひお試しください。