2016.12.22 Thursday
こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。
今年もいよいよ残りわずかとなりました。
クリスマス、年末の仕事整理、大掃除、お正月の準備…などなど、あわただしい毎日をお過ごしのことと思います。
そんな気ぜわしい日々のなか、我が家にKITAKAMAKURASEIMAIJYOさんからとびきり美味しい「白芒(しろのげ)もち」が届き、しばしほっこりと幸せな気持ちになりました。
「白芒もち」は、米どころ米沢で江戸時代から守り続けられてきたもち米の原種。
無農薬・無化学肥料はもちろん土壌作りにもこだわり、膨大な手間暇をかけて育てられている希少な幻の米で、残念ながらいまではたった2軒の農家さんの自家用でしか作られていないそうです。
つけばつくほどおいしくなる白芒もちは、通常よりも1.5倍の時間をかけて餅つきをするのだそう。
こうして出来上がった“白切り餅”は、きめが細かく非常によく伸び、コシも強く本当に美味です。
もうひとつ、“玄米切り餅”は、まるで白米の餅のように伸びがよくてやわらか。固い玄米から作られる餅でこれほどもっちりとおいしいものは珍しいです。
それもそのはず、この玄米切り餅はじっくりと丸2晩も浸水させてから丁寧に炊き上げ、白切り餅と同様に時間をかけてつくのだとか。
深い味わいの栄養豊富なお餅です。
そんな極上のお餅は、昔ながらの焼き網で丁寧に焼き上げると、外側はパリッと、中はふっくらと仕上がってよりおいしさが増します。
この焼き網は、京都の老舗「辻和」のもの。目の細かい下網がガスの直火を和らげてくれるので、じんわりと火を通したい焼き餅に最適。
「辻和」は職人さんによる手作りの金物細工店で、私は手編みの豆腐すくいも愛用しています。
こうして上手に焼き上げたお餅は、定番の磯辺焼きなどでシンプルに食べるのが一番かもしれませんが、ここではほんのひと手間加えたおすすめの食べ方をご紹介します。
【焼き餅のバター醤油ソース】
表面をパリッと焼上げたお餅にコクのあるバター醤油ソースをたっぷりからめていただきます。
お餅だけでなく、いろどりの野菜も添えましょう。
甘じょっぱいバター醤油はお餅との相性抜群。また、どんな野菜もおいしく食べられる魔法のソースです。
バター醤油ソースの作り方は、醤油大さじ2杯、砂糖大さじ1杯をレンジで温め、砂糖が溶けたらひとかたまりのバター(10〜15g程度)を加え、余熱で溶かせば完成。バターが固まらない温度で供します。
【豚肉巻き餅の生姜焼き】
お餅を豚ロース薄切り肉で巻き、巻き終わりを下にして弱火のフライパンで焼きます。
豚肉に焼き色が付き、お餅がぷっくりと膨らんだら、同量の醤油とみりんをまわしかけ、砂糖少々とおろし生姜を加え、ツヤよく煮詰めて出来上がり。
お餅が大きい場合は、あらかじめお餅だけを軽く焼き、少しやわらかくしてから調理してください。
こんがり焼けた豚肉と甘辛いタレが弾力のあるお餅にマッチして、どなたにお出ししても喜ばれる一品です。
通常の生姜焼きと同様に、シャキシャキの千切りキャベツとともに供します。
これに味噌汁を添えるだけで立派なランチになりますよ。
【焼き餅のくるみだれ】
私の大好きなくるみを贅沢に使った絶品のたれ。まったりと濃厚な味わいが風味豊かな玄米餅にぴったりです。
このくるみだれ、いつも目分量で作ってしまいます。
まず、香ばしくなるまでローストしたくるみをすり鉢でペースト状になるまですり潰し、煮きりみりん(沸かしてアルコール分を飛ばしたみりん)を適量加え、必要に応じて水を少しずつ加えてお好みの濃度にのばします。仕上げに少量の味噌を加え、ほどよい塩味にととのえます。
味噌を多めにすれば食事向きに、煮きりみりんやハチミツを追加すればスイーツになります。
このくるみだれは、お蕎麦やお豆腐にかけてもおいしいのです。
お餅って、焼き網やトースターで焼くと網にこびりつきそうで心配…という方には、少量のEX.V.オリーブオイルを熱したフライパンでこんがりと焼くのがお勧めです。
この方法なら、焼いてふくれたお餅が破裂してしまっても大丈夫。お箸やお皿にくっつかないので調理が楽です。
EX.V.オリーブオイルで焼いたお餅は、通常の焼き餅と同様にあらゆる食べ方でおいしく召し上がれますが、あえて洋風にするなら、ポトフに加えてお雑煮風にするのはいかがでしょうか。
香り高いハーブやゆずの皮、お麩などで彩りよく飾れば、お正月のおもてなしにも最適です。
もう一品、ミネストローネスープに加えるショートパスタの代わりに、小さめサイズのオリーブオイル焼き餅を入れても美味です。
仕上げに、お餅と相性抜群のチーズをふりかけるのを忘れずに。
お餅は、まもなく迎えるお正月に欠かせない伝統食。
新たな年のスタートにワクワクしながら味わうお雑煮はいいものですね。
我が家のお雑煮は、夫の出身地にあわせた白味噌仕立てです。
神戸の夫の実家では、ゆでた丸餅、明石の焼き穴子、丸い形に切った野菜がお決まりです。やわらかいお餅にとろりと甘い汁が調和してとっても美味しいのです。
東京で生まれ育った私は、焼いた角餅、鶏肉、小松菜入りの醤油味のあっさりしたお雑煮にずっと慣れ親しんでいたので、関西の甘いお雑煮は斬新な味わいでした。
お雑煮は地域によっての違いとそれぞれのご家庭のこだわりも加わり、とても興味深いものです。
お餅が主役のバリエーション豊かなお雑煮の伝統文化、これからも大切に受け継いでいきたいですね。
なにかと慌ただしく体調をくずしやすいこの時期、おいしくて消化にもよいお餅で心も体もほっこり温めて、元気に新しい年を迎えましょう。
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